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古文表現法講義
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この商品の感想
物語の心ぞ説ける
書名が紛はしけれど、文法書にはあらねば、要注意。 平安時代の物語は歌を軸にして作られたりけりと説く大学教授の著者が、年末テストとて学生に作らせける物語の中よりさるべきものを選び、解説と自ら書き改めたる添削文を加へて、書にしつるものにはべり。
添削文の手際は言ふべきにもあらねど、学生の作りつる元の物語にも、瑞瑞と好ましきもの数多はべり。 歌は古歌を真似び、文章も古典より取り出でつる書き様を綴れれば、創作性は低けれど、古文めかしきけはひは厚くなりて、まことの物語と見え分からぬものだにはべるなり。
かかる旨の書なれば、古文学習の初級者にはさしも益体あらで、すでに文法や単語を悟れる中・上級者向けにはべれど、解説の筋は創作行為全般に通ふ普遍性を具せれば、初級者が読むとも、そこらくに興ありと思ひはべり。
参考書にはあらぬゆゑ、幾度も読み返す事なしと思はば、値がいささか高く覚えはべり。 図書館などにて、ひとわたり見つる後、購入を思ひ定むるが賢明にはべるめり。
口惜しい!
初めて古典に触れた頃に、こういう出会い方をしていたら、、、。
私の人生は変わっていたかも!?
どの年代のどのレベルの人にも、それぞれの楽しみ方が出来る一冊。
古文オタク養成のために
読むだけでなく創作するという、外国語学習では当たり前の方法を古文にも適用した画期的な本。
めざせ紫式部!だそうです
芸術作品にせよ、工芸品にせよ、工業製品にせよ、まあ、制作物一般についてそれがどんなものなのか知る一番良い方法は、その制作を追体験することだろう。
芸術作品について言えば、見る側・読む側にたつ受動的な鑑賞にたいして、制作者の側にたつ能動的な鑑賞法がある。なかでも、自ら作品を(模倣的に)制作するのが究極の鑑賞法だろう。受動的な鑑賞では見えてこなかったことまで制作過程で明らかになってくる。
ただそのさい、練達の師が制作上のヒント、古典で言えば、歴史的なことがら・文学的なことがら・語法・文法等の知識を、学習の段階・学習者のレベルに応じて与えていかなくてはなるまい。それがあって、学習者ははじめて安心して(模倣的)制作に励めるだろう。
出雲路は見事にそれに成功したようだ。なお本書に書かれている古典の知識には最新の知見も含まれているようだ。
こんな授業なら、退屈な古典文法も、何のためにやるのか明確だから(言うまでもなく、歌物語の制作だ)、自分から進んでやるわけだし、苦になるはずもない。
出雲路の本を読んでいると、斉藤孝の一連の著作が底の浅い、陳腐なものに見えてくるのも、故なきことではない。斉藤は自分が作っている教材のオリジナルに関してどれほどの知識があるのだろうか。
便利の書として、芹生公男編「現代語から古語が引ける古語類語辞典」(三省堂)を挙げておく。
書名が紛はしけれど、文法書にはあらねば、要注意。 平安時代の物語は歌を軸にして作られたりけりと説く大学教授の著者が、年末テストとて学生に作らせける物語の中よりさるべきものを選び、解説と自ら書き改めたる添削文を加へて、書にしつるものにはべり。
添削文の手際は言ふべきにもあらねど、学生の作りつる元の物語にも、瑞瑞と好ましきもの数多はべり。 歌は古歌を真似び、文章も古典より取り出でつる書き様を綴れれば、創作性は低けれど、古文めかしきけはひは厚くなりて、まことの物語と見え分からぬものだにはべるなり。
かかる旨の書なれば、古文学習の初級者にはさしも益体あらで、すでに文法や単語を悟れる中・上級者向けにはべれど、解説の筋は創作行為全般に通ふ普遍性を具せれば、初級者が読むとも、そこらくに興ありと思ひはべり。
参考書にはあらぬゆゑ、幾度も読み返す事なしと思はば、値がいささか高く覚えはべり。 図書館などにて、ひとわたり見つる後、購入を思ひ定むるが賢明にはべるめり。
口惜しい!
初めて古典に触れた頃に、こういう出会い方をしていたら、、、。
私の人生は変わっていたかも!?
どの年代のどのレベルの人にも、それぞれの楽しみ方が出来る一冊。
古文オタク養成のために
読むだけでなく創作するという、外国語学習では当たり前の方法を古文にも適用した画期的な本。
めざせ紫式部!だそうです
芸術作品にせよ、工芸品にせよ、工業製品にせよ、まあ、制作物一般についてそれがどんなものなのか知る一番良い方法は、その制作を追体験することだろう。
芸術作品について言えば、見る側・読む側にたつ受動的な鑑賞にたいして、制作者の側にたつ能動的な鑑賞法がある。なかでも、自ら作品を(模倣的に)制作するのが究極の鑑賞法だろう。受動的な鑑賞では見えてこなかったことまで制作過程で明らかになってくる。
ただそのさい、練達の師が制作上のヒント、古典で言えば、歴史的なことがら・文学的なことがら・語法・文法等の知識を、学習の段階・学習者のレベルに応じて与えていかなくてはなるまい。それがあって、学習者ははじめて安心して(模倣的)制作に励めるだろう。
出雲路は見事にそれに成功したようだ。なお本書に書かれている古典の知識には最新の知見も含まれているようだ。
こんな授業なら、退屈な古典文法も、何のためにやるのか明確だから(言うまでもなく、歌物語の制作だ)、自分から進んでやるわけだし、苦になるはずもない。
出雲路の本を読んでいると、斉藤孝の一連の著作が底の浅い、陳腐なものに見えてくるのも、故なきことではない。斉藤は自分が作っている教材のオリジナルに関してどれほどの知識があるのだろうか。
便利の書として、芹生公男編「現代語から古語が引ける古語類語辞典」(三省堂)を挙げておく。
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